『きりーつ、 礼ーっ』
授業が終わり あたしはすぐさま窓を開ける
「せんせーっ、市川先生っ!」
二階の窓からそう呼びかけると
外にいる男性がこっちに振り向いてくれる
ゆっくり歩いてきて
眩しそうに目を細めながらあたしを見上げる。
「高橋か!?あんま乗り出すなよ‼」
「平気ですっ、先生つぎも頑張ってね‼」
あたしがそう言うと
彼は笑って手を振った
あたしは胸のドキドキに耐えられず
窓から急いで離れて
親友の千奈(ちな)の元へ避難する
そう、あたしは
高校の教師に恋をしている。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…