まっしろな恋。



「ぅん…」

「俺の事、きらい?」


やめて…。やめて…。


もう、混乱させないで…!

「なぁ…加奈…」

翼の手が私の頬に触れた。

「冷…た」


この寒い中……私のために。

「俺は加奈が好きなんだ…」


だめだ…。涙が…止まらない。