ミーンミーン蝉の声がする。

梅雨も終わって7月に入った。

『あつぅ〜いぃぃぃ』
と言って7月に入ってからいつも叫んでいる。

それがこの作品の主人公 深江 詩穂(17)

『暑いのゎ夏だから仕方ないでしょう』
と言っているのは、

同じ学校の先輩で私の友達の祥先輩である。

『先輩?今週の土曜日お祭りだけど一緒に行こうょ』
と言ってみたけどどうかな?

『あぁ〜ね。いいけど…詩穂と学科違うタメの子も来るけどいいの?』

『いいょ。一緒行きたいだけだもん』
と言った。

やったね!先輩と行けるなんて嬉しい!

『あっでも、その子達もだけどウチの弟も行きたいとか言うかも』

『えっ!!マジでまあーいいけど怖いなぁ〜』
まあっ、怖いのは本当。

だって〜先輩が前にも言ってたんだょ。先輩の弟は相当の不良って、そしてその友達もピアスをいっぱい付けた子とかがいるって!!

しかも、私の1つ年下なんだって!

怖いょ。

『大丈夫だってあいつら女には優しいから』

『そうなんですか?なら、良かったです』

本当ホッとした!女の子には優しいんだ。

なら、大丈夫かもかな?

フッと先輩の方を見てみると思いついたように私に話かけて来た。

『詩穂。あんたが好きそうなタイプもいるょ!耳にピアスがいっぱいだけど(笑)』
とこっちを笑いながらみて言った。

『私のタイプは不良じゃないょぉぉ〜』
と言ってみたら、先輩が笑いながら

『あいつらそんな不良じゃないってまあっ馬鹿な事はするけどね』

うーん↓↓なんかなぁ〜まあっいいやWW

『まあっ、7月9日のお祭りね。先輩の家行くかから』

『うーん。またね』

はーぃ。

キーンコンカーコン。
昼休みが終わったチャイムだぁ〜。早くいかなきゃ。