Sweet Chocolate Kiss(短編)



「それに…なんだか髪もいい匂いするね♪」



そう言って。
センパイが私の耳元で囁いた瞬間。






「わっ、バカ!!ハヤト!!
前見ろ、前~~~っ!!!!!!」





バコーーン!!!!!






センパイ達の投げたボールは、見事よそ見をしていた逸都の脳天を直撃し。



「い、い…てぇ…。」

「は、逸都~っ!?」




逸都は人形のようにドサリと倒れ、気を失ってしまったのだった。