どこまでもノーテンキでお気楽な俺は。
そんな都合のいい夢を見続けようとしていた。



そうできると信じていた。
俺たちの関係は永遠で、アイツと俺は最強の幼なじみなんだから…と。




だけど…
それは甘い幻想で
俺は俺自身の手で、修復不可能なほどアイツの気持ちを傷つけていたことには…、ほんの少しも気づいてやれなかった。



ごめんな、ちょこ
浅はかな俺を許してくれ。





それから一週間。
俺はちょことは近くて遠い他人になって。
俺はあの日の夜を死ぬほど後悔することになる。