「…の…クセに…っ!!!!」
はあ~?
さっきからブツブツ何言ってんだよ、コイツ。
ちょこの言った言葉が聞き取れなくて。
アイツのウジウジした態度が気にくわなくて
「あのな。何言ってんのか全く聞こえねぇし、意味が全くわからねぇ。
何か言いたいコトあんならハッキリ正面きって言え。
ブツブツ文句いうのは卑怯だと思わねぇか?」
イライラしながら乱暴にアイツの頭を叩くと。
「もう…私に構わないでよ……。」
力ない声でちょこが呟く。
「あのな、お前はアホか。俺とお前は幼なじみで唯一無二の親友だろ?
ちょこを放っておくなんて…無理に決まってんだろーが。」
そう言って俺はアイツの頭を優しくポンポンと頭を叩く。
「………。」
「お前が困ってたら助けてやりてぇと思うし、泣いてたら慰めてやりてぇと思う。お前は俺の大事な幼なじみなんだから。
放っておくなんてできるハズねぇだろ?」



