中学1年生の三学期が始まった頃から
精神的なダメージを受け
半年に2、3回しか学校には
行かなくなった。
行った時にもずっと保健室に
居ただけだったけど。

「卒業式位来るに決まってんじゃん」

先生にそう告げ、私は校舎に
歩いて行った。
すれ違うたび先生達は
珍しく廊下を歩いてる私に
目をまん丸にし、見て来る。

内心ウザイ。

そんな事を思いながら
自分の教室に向かって歩いていたら
後ろから聞き覚えのある声

「………ぎゃはははっ
まぢでーっ!?まぢウケんだけど」

「まじだよ!!
ばり爆笑っしょ??」

間違えない。
このテンション、この笑い声。
同じクラスの<穂夏>と<和亜>だ。