それを見てどう思ったのか、沖田はため息をつくと言った。
「ですから、教えてください。」
「え?」
「あなたのことを教えてください。」
夜神はそんな沖田の言葉に、ただ俯くだけだった。
返事をせず、ただ俯くだけ。
二人の間に気まずい空気が流れる。
その空気を破ったのは店員の声だった。
「餡蜜二つ、お待たせしました。」
「あ、はい。ありがとうございます。」
餡蜜は夜神と沖田の前にひとつずつ置かれた。
沖田は何も言わずにそれに口をつける。
夜神もまた、それを真似するように何も言わず餡蜜を食べた。
二人の間に流れる空気はまた気まずいものへとなっていく。
「・・・・沖田さん。」
やがて痺れを切らしたのか、夜神は沖田の名を呼び、自分へと意識を向けさせた。
「謎に包まれた人を信じきれないのは十分理解できます。でも、僕のことは何も教えられません。」
「何故ですか。
僕はあなたを信じたいんです。けれど、あなたがそんなことでは信じれないじゃないですか。」
「そうですね。それでも僕は教えることはできません。教えれば、きっと、信じられないどころか軽蔑されます。」
そう言った夜神は、申し訳なさそうに眉を下げた。
その行動は沖田の機嫌を損ねるものとなり、沖田は席を立つとそのままどこかへ言ってしまった。
夜神は代金を払うとその後を追う。
夜神の心の中は罪悪感で満たされていたが、それでも沖田の後を追ったのは、このままではいけないと感じたからであった。
しばらく通りを走っていると、沖田らしき人物が見えた。
思わず、夜神はその名を呼んだ。
「沖田さん!」
しかし、沖田はまるで、その声が聞こえていないかのように歩き続ける。
夜神も必死でその後を追うが、人混みが邪魔をして見失ってしまった。
一人残された夜神は、目を伏せて呟いた。
「しょうがないじゃないですか。それほどまでに僕は、数え切れないほどの罪を犯してきたんですから。それに、僕は本当は・・・・。」
「本当は、何ですか?」
「お、沖田さん!?
何でここに?さっき人混みに消えましたよね。」
「はい。わざと人ごみに消えて驚かせようと思っていたんですが、興味のある話が聞こえまして。」
そう言った沖田は笑って、さっきの話の続きを急かした。
「ですから、教えてください。」
「え?」
「あなたのことを教えてください。」
夜神はそんな沖田の言葉に、ただ俯くだけだった。
返事をせず、ただ俯くだけ。
二人の間に気まずい空気が流れる。
その空気を破ったのは店員の声だった。
「餡蜜二つ、お待たせしました。」
「あ、はい。ありがとうございます。」
餡蜜は夜神と沖田の前にひとつずつ置かれた。
沖田は何も言わずにそれに口をつける。
夜神もまた、それを真似するように何も言わず餡蜜を食べた。
二人の間に流れる空気はまた気まずいものへとなっていく。
「・・・・沖田さん。」
やがて痺れを切らしたのか、夜神は沖田の名を呼び、自分へと意識を向けさせた。
「謎に包まれた人を信じきれないのは十分理解できます。でも、僕のことは何も教えられません。」
「何故ですか。
僕はあなたを信じたいんです。けれど、あなたがそんなことでは信じれないじゃないですか。」
「そうですね。それでも僕は教えることはできません。教えれば、きっと、信じられないどころか軽蔑されます。」
そう言った夜神は、申し訳なさそうに眉を下げた。
その行動は沖田の機嫌を損ねるものとなり、沖田は席を立つとそのままどこかへ言ってしまった。
夜神は代金を払うとその後を追う。
夜神の心の中は罪悪感で満たされていたが、それでも沖田の後を追ったのは、このままではいけないと感じたからであった。
しばらく通りを走っていると、沖田らしき人物が見えた。
思わず、夜神はその名を呼んだ。
「沖田さん!」
しかし、沖田はまるで、その声が聞こえていないかのように歩き続ける。
夜神も必死でその後を追うが、人混みが邪魔をして見失ってしまった。
一人残された夜神は、目を伏せて呟いた。
「しょうがないじゃないですか。それほどまでに僕は、数え切れないほどの罪を犯してきたんですから。それに、僕は本当は・・・・。」
「本当は、何ですか?」
「お、沖田さん!?
何でここに?さっき人混みに消えましたよね。」
「はい。わざと人ごみに消えて驚かせようと思っていたんですが、興味のある話が聞こえまして。」
そう言った沖田は笑って、さっきの話の続きを急かした。


