ならば、自分らしさを取り戻すまで。
鬼の副長と恐れられる無情な自分を思い出せばいいだけなのだ。

「命が保障される争いも無いぞ。」
「あ、そういえばそうですね。でも、殺されたくないし殺したくもないし・・・どうすればいいんでしょう。」

考え込む夜神。
そんなに殺し合いが嫌なのかと土方は思った。

「もう、しょうがないみたいです。あなたは殺すつもりでどうぞ。こちらは試合のつもりで行きます。」

夜神は同じ気持ちで戦うことを諦めていた。
どうやら土方はそれが気に入らなかったようで・・・・

「上等だ。殺してやるよ。」

やる気のスイッチが入ってしまった。