火に油を注いでしまったのは自分でもわかっている。
だが、馬鹿にされたままでは私の気がおさまらないのだ。
「いいだろう、刀を抜け。
真剣での勝負を申し出る。」
「だから、気分が乗らないといっています。」
「ならば、死ぬぞ。」
死ぬということは、本気で斬るつもりなのか。
「それは、困りますね。」
「おい、やめろよ二人とも。」
原田さんが制止の声をかけるが、斉藤さんは聞く耳を持たず、部屋から出た。
部屋の前は、広い庭のような景色が広がっている。ひと二人が戦うくらいには十分すぎるくらいの広さだ。
「近藤さんは何処に言ったんだよ。二人を止めさせないと。」
「隊士達の方に行った。おそらく、しばらくは帰ってこない。」
「あの人は肝心な時に・・・!!
土方さん、どうするんだ。このままじゃどっちかが死ぬぞ。」
土方さんと原田さんがなにやら言い争っているみたいだが、私も庭へと出よう。
「あっ、待て夜神!!」
「・・・・。」
「無視していくなよ!」
原田さん、ここは止めるべきところじゃない。
このままでは、二人とも気がおさまらないままだ。
ならば、真剣勝負で心の内を出し合う方が良いに決まっている。
だが、馬鹿にされたままでは私の気がおさまらないのだ。
「いいだろう、刀を抜け。
真剣での勝負を申し出る。」
「だから、気分が乗らないといっています。」
「ならば、死ぬぞ。」
死ぬということは、本気で斬るつもりなのか。
「それは、困りますね。」
「おい、やめろよ二人とも。」
原田さんが制止の声をかけるが、斉藤さんは聞く耳を持たず、部屋から出た。
部屋の前は、広い庭のような景色が広がっている。ひと二人が戦うくらいには十分すぎるくらいの広さだ。
「近藤さんは何処に言ったんだよ。二人を止めさせないと。」
「隊士達の方に行った。おそらく、しばらくは帰ってこない。」
「あの人は肝心な時に・・・!!
土方さん、どうするんだ。このままじゃどっちかが死ぬぞ。」
土方さんと原田さんがなにやら言い争っているみたいだが、私も庭へと出よう。
「あっ、待て夜神!!」
「・・・・。」
「無視していくなよ!」
原田さん、ここは止めるべきところじゃない。
このままでは、二人とも気がおさまらないままだ。
ならば、真剣勝負で心の内を出し合う方が良いに決まっている。


