「そうか。ゆっくり休め。」
「はい。すみません・・・。」
「謝ってばっかだな、お前は。」
痛い所を突かれたのか、夜神は気まずそうに俯いた。
「すみません。」
「またか・・・・・。」
呆れたようにため息をついた土方に、夜神は申し訳なさそうに笑った。
自分が、わざとそういう風にしているから・・・
落ち着いていて、よく謝って、品のあることにしているから、そうするしかなかった。
そんな夜神に、不信感を覚える土方。
別に、これといった理由はないのだが、どうも夜神が怪しく思えた。
勘と言ってもいいだろう。
「土方さん。」
「あ?」
夜神に呼ばれ、再び雑務に取り掛かろうとしていた土方は、夜神の方へ向き直った。
それと同時に、夜神は土方へと抱きつく。
もちろん、土方は驚いた。
「夜神!?」


