「嘘じゃない。本当に負けたんだ。」
「今どこにいるんですか、その土方さんに勝った人は!!」
土方が負けたと聞き、興奮する沖田。
勝った人物に会いたいのか、土方に居場所を問い詰める。
そんな沖田に、少し嫌そうな表情をしながら言った。
「知らねえよ。俺を倒した後どこかに行っちまったんだから。」
沖田は不服そうに口を尖らせた。
次々と表情が変わる沖田は本当に子供のようだ。
少しの間いじけていたが、突如、何かをひらめいたように声を上げた。
土方がどうしたのかを聞くと、沖田は目を輝かせて言った。
「どこにいるかわからないのなら探せばいいんですよ。」
名案だとばかりに胸を張る沖田に、何を言っても聞かないことを悟った土方は助言をすることにした。
「わかった。なら、今から言うことをよく聞け。
夜神は髪が腰辺りまである。顔は刀を交えた一瞬しか見れなかったが、整った顔をしていたはずだ。
確実に隙をついてくる。油断すんなよ。」


