「美央！おはよ」

「おはよ」

「昨日はごめんね」

「えっ」

「自分から誘っておいたのに途中で俺、美央をおいて他の所に行っちゃって」

「あっううん。大丈夫だよ」

「だから、おわびというかちゃんと謝りたいから今日時間ある？」

「今日？」

「うん。今日。あっもしかして用事入ってる？」

「ううん！時間空いてる！」

「あっほんと？ならよかった！」

「えへへ」

「じゃあ昨日と同じで下駄箱でね！」

「うん！」

「じゃあまた放課後！」

「バイバイ！」

やった(*´∇｀)
…ってアタシ単純…

「美央美央」

「楓ぇー」

「何言われたの？」

「昨日のこと謝りたいから今日時間あるか？って」

「っで美央は？」

「時間あるって言っちゃいました」

「…そうか」

「だっだってこんなこと初めてだもん！健が途中に抜け出して謝ってくるの！いつもなら謝ってこないもん。だからつい…」

「んーまぁーいいんじゃない？」

「えっいいの？」

「いーじゃん。楽しんできなさい！」

「やったー！」

だけど、こうやって喜んでいられるのは今のうちだけだった。