「あ、おじさん!! この本借りて帰ってもいいかな?」 ルキアは彼に向かってその本を突き出し尋ねる。 朝も昼も夜もずっと眺めていたい、ずっとずっと自分の側に置いておきたい。 気に入ったものには手に入れなければ気が済まない彼女はそう思ったのだろう。 彼はそんな彼女の性格をよく分かっている。 しかし、すぐに首を縦に振ることは出来なかった。 なぜなら彼女の持っている本はとても危険なものだから。 彼は頭を抱える。