「ありがとう。ごめんなさい」 私は、ゆっくりそう言った。 幽霊は首を振る。 だ い じょ う ぶ? 唇が、そう告げた。 心配そうに私を見ている。 私と同じ。 待つだけの二人。 それだけが、今の私には救いなのだ。