「――なんで死んじゃったの? なんでおいていっちゃったの? とおる、答えて! とおる、ちゃんと答えてよ!!」
悔しかった。
哀しかった。
何故、透でなければいけなかったのか。
何故、透が死ななければならなかったのか。
そんな考えだけがぐるぐると空回りしている。
何故、他の人ではいけなかったのかと。
私には透さえいればよかった。
他の誰が死んでも、透さえ生きていてくれたらそれでかまわなかった。
なのに、透は死んでしまった。
なのに、透が死んでしまった。
私は幸せになれるはずだったのに、それは私から奪われてしまった。


