私のご主人様は狼さん

「私はその人のペットになるってこと?」

「・・・・・。」

真里は黙り込んだ。その行動でそのことが事実だとわかる。

「さぁ、早く行きましょう。」

男子達は私を強引に連れ出した。

「いーーーやーーーーー!!!!!」


私はある部屋に連れて行かれ、床に突き倒される。

「ごくろうだった。もう下がれ。」

数人の男子は一礼をし、部屋から出て行った。

鳥海先輩らしき人は私にどんどん近づいてくる。

私は逃げようと立とうとしたが、それよりも早く押さえつけられてしまった。

「桂木 李音。今日からお前は俺のペットだ。」

そう言うと首に何かをはめられる。

ガチャリと音がし、それが何かか悟った。

ペットだ、首輪をはめられたのだ。

もう恐怖で言葉を発することもできない。

「・・・・・さて、何がしたい?」

「へ・・・・・?」

何がしたい・・・・・?

「ペットだと言っただろう?ペットとは遊ぶじゃないか。」

「わ、私を教室に返してください・・・・・。」

「それは却下だ。」

きゃ、却下された・・・・・。

「桂木 李音。俺からの命令は絶対だ。覚えておけよ?」

「命令・・・・・・?」

「あぁ、そうだ。ペットはご主人様の言うことを聞くものだろ?」

私のご主人様は誰・・・・・?

私はあたりを見回した。

「・・・・・・何やってんだ?」

「私のご主人様は何処にいるのかと・・・・・」

鳥海先輩は私の首輪をつかみ、顔と顔の距離が近くなる。

「俺だ。」

「はい・・・・・・?」

「言ったじゃねぇかよ。『今日からお前は俺のペットだ。』ってな。」

そういえばそんなこと言われたよーな・・・・・・

「私、鳥海先輩の言うことをこれから全て聞かないといけないって事ですか・・・・・・?」

「あぁ。そういうことだ。」