私のご主人様は狼さん

季節は秋。紅葉が綺麗に色づいてくるころ。

平凡な学校生活を送ってきた。

だけどある日、そんな生活がぐるりと一変した。

ある日のお昼。

それは突然起こった。

「桂木 李音はどこだ!!!」

急に名前を呼ばれ、振り返ると男子数人が居た。

「わ、私に何か用ですか・・・・・?」

「一緒に来てもらう。」

1人の男子がそう言うと、他の男子に腕をつかまれた。

「な、何!!?」

「抵抗されたら困るからだ。大人しくしていればいい。」

い、意味がわからない!!!

「た、助けて真里!!!」

どうすればいいかわからない私は親友である真里に助けを求めた。

「李音を離しなさいよ。」

真里は空手部でもの凄く強く、性格もサバッとしていて女子からも男子からも人気のある生徒だ。

「悪いがそうはいかない。」

「連れて行く理由を言いなさい。」

「鳥海様の命令なんだ。」

鳥海様の命令・・・・・・?

「り、李音とは何も関係ないじゃない!!!」

「次の標的が桂木さんに決まったんだ。」

次の標的?私がそのとりうみさんって人の標的?

「そん「あ、あのー・・・その人って誰ですか・・・・・?」

「「「「「「「えぇぇぇぇぇ!!?」」」」」」」

教室にいる皆が驚いた顔をして、私を見つめた。

「り、李音あんた鳥海 蓮を知らないの!!?」

「う、うん。誰?」

「ここの学校の狼だよ!!!」

ここの学校の狼・・・・・・?

「ここの学校狼飼ってたの?」

「そうじゃなくて!!!・・・・・ったく。李音の天然には参っちゃうよ・・・・・。」

真里はその後にわかりやすく説明してくれた。

「その3年生の鳥海 蓮先輩はもの凄くドSで、俺様で狼みたいな人なんだ。」

「そう!それで、その人は気に入った人を自分のペットにするの。」

あれ?じゃあ・・・・・・