お小夜が嫁にいくのは、本当に嬉しい。 友として、心から祝ってやりたい。 「…だけど」 どこか心が落ち着かなかった。 お小夜ともう二度と会えなくなってしまうわけではないのに………何処か遠くの人になってしまうようで寂しいのだ。 「あたし…勝手だわ」