俺は私、私は俺?!

しばらくすると、ドアが開いた。



「お呼びでしょうか、組長。姐さん。」



そこには金髪に黒いスーツを着たお兄ちゃんが立っていた。



小さい時に見たくらいだったから、大きくなっているお兄ちゃんを見て目を丸くしてみていた。



「蓮さん、お久しぶりです。妹の優が来てますよ」



海斗がお兄ちゃんに向かって言った。