俺は私、私は俺?!

「ちょっと待ってろ」



そう言って海斗は携帯で誰かに電話した。



「あぁ、俺だ。ちょっと女物の服一式買って来い。あぁ?姉貴に任せる。じゃ」



え?



「お姉さん?」



「あぁ。つか、お前...じゃなくて優。神藤って名字だったよな?もしかして神藤グループの関係者か?」



何で神藤グループを知ってるの?