俺は私、私は俺?!

「これ....」



私は右手の薬指についているソレを見て涙があふれた。



手にはシンプルで内側に私と海斗の名前が刻まれた、指輪が付けられていた。



「...どうだ?」



今まで寝ていた海斗が起き上がり、私の好きな笑顔で笑った。