「てか何で泣いてたの?」 「えっあっちょっと本読んで感動しちゃって…」 先輩らしき人はそれを聞いてしばらく固まると再び笑い出した。 「そかそか!!君面白いね!!何年生?名前は?」 「1年の栗原です…」 「下の名前は?」 「奈緒…」 「奈緒ちゃんかぁ♪」 先輩らしき人はニッコリ笑うと私に少し近づいた。 「俺、2年の桐谷翔よろしくね♪」 名前を聞いた瞬間パッと思いだした。