ヘタレ王子とヤンキー姫

said HARUKI

頭が痛い。

なんだか長い間眠ってたような気がする。

外はもう明るいか。

昨日の夜からの記憶が全くない。


そう言えば、樺音と恵美がいない。

颯太はまだ寝てる。

なんだかすごく怖い夢を見たような気がする。

樺音に抱き締めてほしいのに。

なんでいないんだよ。

二人で海にでもいったのかな。

「春樹、起きてたのか。」

「おはよ颯太。」

「おはよう。」

颯太はスウェットから、ジーパンに着替え始めた。

「うわっなんだこれ。」

颯太の足元を見ると、足首にくっきりと、手痕が残っていた。

「気味わりぃな。」

颯太は独り言のように、呟いた。


「そう言えば颯太、すごくしたの方に下がって寝てたね。」

颯太は険しい顔をして、なにかを考えていた。

「俺ちょっと電話してくる。」

颯太が部屋を出ようとする。