ヘタレ王子とヤンキー姫

said HARUKI

樺音はプロのモデルだ。

カメラマンさんの指示を難なくこなしていく。

「すごいでしょ。モデルになってから、たったの一ヶ月で、スーパーモデルなんて呼ばれるようになったのよ。」

「へぇ〜。すごい!何か樺音が別の世界の人に見える。」

やっぱすごい人が彼女なんだ。

あっ終わったみたい。

「お疲れ様。」

「お疲れ様樺音。」

「サンキュー。」

あっ頭撫でてくれた。

久しぶりだ〜♪

気持ちいいよ〜♪

やっぱ樺音のナデナデが一番好き♪

「樺音〜♪」

「ん?」

「もっかいなでて♪」

「はっ?」

そう言いながらも撫でてくれる優しい樺音。

愛弓さんは、後ろでクスクス笑っている。

「あなたたち、姉弟みたいね」

「よく言われる。」

樺音がそういって笑う。

そんなこと初めて言われた気がするんだけどな。

「あっ姉弟といえば、お姉さんがマジカルキスの新作試したいって。」

「どうせ親父に頼まれたんだろ。昔から人を実験台にしたがる。」

「まぁまぁそう言わずに。マジカルキスさんは、ランランにもすごく協力してくださってるし、いいじゃない。」

樺音は少しため息をつくと、僕の頭を撫でて、控え室へ入っていった。