ヘタレ王子とヤンキー姫

said KAON

なんだこの状況。


俺は今、春樹の髪を洗ってる。

彼氏ってか子供だな。

あっもちろん俺は下着着用。

「樺音〜目開けていい〜?」

「ダメだよ。石鹸はいるぞ」

3回目だぞ…それ聞くの。

春樹の髪はサラサラで、手触りがいい。

ちょっと遊んでる。

「樺音〜(泣)」

チッ…遊ばせろよ。

「流すよ〜」

シャワーが勢いよく出てくる。

髪についた泡を一気に落とす。

それからは、背中を流してやって、湯船に浸からせて、俺は台所仕事に取りかかる。

あとは、あいつらが来てからでいいか。

ちょうど春樹が着替えてきた。

ドライヤーをかけてやる。

「さっぱりした〜。」

「そりゃよかった。」

「樺音も入ればよかったのに」
さらっと何を…。

「そういや恵美たちも来るってよ。」

「楽しみだね。でもママに怒られないかな。」

「あとでいっとけよ。」

春樹は、俺の膝から飛び降りると、携帯を取りに行った。

最近俺の膝の上は、やつの特等席だな。