-リオside-


兄ちゃんが寝る寸前、俺は兄ちゃんにキスをした


本当はもっと激しくしたかった


けど、好きな相手の事を気にするのも大切らしいから


「…兄ちゃん」


呟いても返事はない


当たり前か


でも、当たり前だと分かっていても寂しい


このままだと風邪を引くと思い、兄ちゃんをベットに運ぼうとした時


「ん…リオ……」


「!?」


兄ちゃんの手が、俺の服の袖を引っ張った


「リ、オっ……好き…」


ったく、兄ちゃんの夢の中の俺は一体何してんだか


「好き…」


「兄ちゃん、俺もだよ」


俺は、兄ちゃんを抱きかかえてベットに運び


もう一度キスをした


-リオside end-