目を開けると、そこは黒い世界の前に走っていた道だった。 あれは・・・夢だったの・・・? しかし、夢では無いとでも言う様に、私は黒い羽を握っていた。 空を見上げると、月はまだ上までは上っていない。 急がなきゃっ・・!! 私は体を起こし、再び走り出した。