「ぅっ・・・ラファはねっ・・貴方に永遠の命と引き換えに・・・天使の・・・命を・・差し出したのよっ・・・!!」
涙ぐみながら悪魔の女の人は言う。
その涙は嘘を言っているようには見えない。
もし、それが本当だと、するのなら・・・
「ラファは・・・・今日・・死ぬ・・の?」
「・・・っ、そうよっ!!」
私の頭は真っ白になる。
嘘よ・・・うそよっ・・・。
ラファが死ぬわけ無い・・っ。
そうは思っても、現実は悲しいものだった。
「満月が真上に上る時、契約は成立される・・わ。」
涙が零れそうになった時、黒い世界が歪む。
「急ぎなさいっ・・・」
そう、最後に聞こえた。



