悪魔契約~10days~【完】




ドンッ




ラファの胸板を強く押し返す。







「ふざけるのも・・・いい加減にしてよっ!!」







「・・・・」






離れた私をラファは黙ったまま、見つめる。






私は言ってはいけないことを言ってしまう。






ラファを深く傷つけることも知らずに。






「私達は・・私達・・は・・悪魔と人間なんだから・・嘘でも、だめなんだよ・・」







「そう・・だよな。ごめんな」





だから、何でそんな顔するのよっ・・!!





私は、貴方達にとっては、たかが一人の人間でしょう?






ラファは・・貴方は・・・私をどう見てる・・の?






私は、この空気に耐えられず、外に飛び出した。