ドンッ
ラファの胸板を強く押し返す。
「ふざけるのも・・・いい加減にしてよっ!!」
「・・・・」
離れた私をラファは黙ったまま、見つめる。
私は言ってはいけないことを言ってしまう。
ラファを深く傷つけることも知らずに。
「私達は・・私達・・は・・悪魔と人間なんだから・・嘘でも、だめなんだよ・・」
「そう・・だよな。ごめんな」
だから、何でそんな顔するのよっ・・!!
私は、貴方達にとっては、たかが一人の人間でしょう?
ラファは・・貴方は・・・私をどう見てる・・の?
私は、この空気に耐えられず、外に飛び出した。



