「ねえ・・私、後2日しか残ってないのに何て書けばいいの?」






「もしもの・・話だよ」





もしも・・・

もしも・・・





私がもしも、10年後に生きていたとしたら・・・







私は短い鉛筆を手に握り、空いているページを開く。







"あなたは、幸せですか?"






書いた自分が不思議に思う。







幸せ・・・か。







それは、私には縁も無い言葉。