悪魔契約~10days~【完】





私達は一言も発っせずに、観覧車から見える綺麗な景色を眺めていた。




すると、突然ラファが口を開く。




「なあ、知ってるか?」



「う~ん?」




景色に夢中な私は適当に返答する。




「観覧車がてっぺんに来た時にキスすると・・そのカップルは永遠に幸せになれるんだってよ?」



「いっ・・・いきなり何で・・?」



全に動揺した私は言葉もタジタジ。



「いやあ・・・本当なのか、試してみたくね?」




「けっ、結構ですっ!」




と、即答する。




「遠慮すんなって・・」




妙に色気を出して、ラファは私に迫ってくる。




「いや、ちょっと早すぎじゃない!?まだ、私、心の準備出来てないっていうか・・・一旦落ち着こうよ?」




口が一気に達者になる私。


そして私の言葉も気に止めず、私に迫ってくるラファ。