それから、私達はほとんど全ての乗り物を制覇した。 お化け屋敷は―・・思い出したくも無い。 ジェットコースターは意外と楽しかった。 逆にラファが気持ち悪がってたけど。 お爺ちゃんも、少年の様に生き生きとした瞳で私達を見守っていた。 魔法って凄い―・・そう何度も思った。 そして日が暮れ残す乗り物は只、一つ゛観覧車゛だった。 「早くーっ、乗ろう!」 何時もは引っ張れる側の私が逆にラファの腕を引っ張る。 そして、ピンク色のハート形のゴンドラに飛び乗った。