「遊びに来た―・・筈なんですけど・・」 チラリとそう小さい遊園地を見て言う。 「すまんなあ・・ここはもう10年も動いておらぬ・・・。昔は有名な遊園地だったのじゃがなあ・・。」 切なく、遊園地を懐かしそうに見ながら言うお爺ちゃんを見て何だか胸が苦しくなる。 「お爺ちゃん、夢、言ってみてよ。」 突然何を言い出すかと思ったらとんちんかんな事を言う。 お爺ちゃんの頭の上には、完全に?マークが浮かんでいる。 「夢・・・わしの夢は、この遊園地をもう一度動かす事じゃなあ・・。」