着いて直ぐに私は驚く。 「ここ・・・廃墟じゃない」 「良い雰囲気じゃね?」 確かに悪魔に好まれそうな場所。 オンボロで錆び付いた乗り物。 観覧車は所々ペンキが禿げている。 こんな場所に私を連れてきてどうすると言うのだろうか。 すると、錆び付いた門から誰か人が出てきた。 「僕達は、ここに何しに来たんじゃ?」 私達の前に来てそう投げ掛けたのは80代くらいの杖をついたお爺ちゃん。