悪魔契約~10days~【完】



着いて直ぐに私は驚く。



「ここ・・・廃墟じゃない」



「良い雰囲気じゃね?」



確かに悪魔に好まれそうな場所。



オンボロで錆び付いた乗り物。



観覧車は所々ペンキが禿げている。



こんな場所に私を連れてきてどうすると言うのだろうか。



すると、錆び付いた門から誰か人が出てきた。



「僕達は、ここに何しに来たんじゃ?」



私達の前に来てそう投げ掛けたのは80代くらいの杖をついたお爺ちゃん。