301(ミレイ)が僕に話しかけてきた。

「わたし、今日の昼過ぎにここを卒業することになったの。」

僕は軽く相槌を打って返した。

そして「よかったね、おめでとう。」と言った。

ミレイは微笑んでいた。

でもその微笑みの裏には不安げな表情が見えた。

「どこに帰るの?」

「分からない。そこに着くまで分からないの。」

そんなことはあるだろうか。

でも分からないと言う以上、聞くことは出来ない。

僕は「そう。」と言ってその場を離れた。

掃除が終わり、先生がラジオを付けてくれたので
ラジオから流れる音楽を聞いていた。

僕は食堂で眠ってしまった。