「じゃぁ、軽くアップでランニングからな~体をほぐすようにあっためとけよ。春になったけど全然寒いからな~」
二宮先生の掛け声に合わせて
バドミントン部の人たちは走りはじめた
だいたい人数は男女合わせて40人くらいかな
「ヒヨ先生には女子の方をみてもらおうと思います」
「わかりました。でも、多いですね…これからまた一年生が入りますもんね」
ちょっと、ため息が漏れてしまいそうになった
結構、私の中学校のバドミントン部は伝統があって強いのだが
ライバル心のレベルが尋常ではなく…
どこのバトミントン部のなかでも有名な話なのだ
「今年も大変そうですね…」
「去年もかなりすごかったよ。俺は死ぬかとおもったよ」
