アドレス帳を開くと、ずらりと並ぶ男の名前。 本当に嫌になる。 こんな事したい訳じゃない。 でも.......... 「はぁ。」 私はため息をつくと、 職場の人のアドレスや唯一の友達である怜香のアドレスを 器用に避けながら1つ1つ、男の名前を消していく。 最後の1件を消し終わったころには 少し洒落た高層マンションの前。 つまり私の、織田咲香(オダ ショウカ)の家の前に着いていた。