驚いた。 多分死のうとしている女の子の瞳が とても綺麗だったからだ。 なんでこんなに輝いているんだ? 「誰、あなた。」 女の子は表情を変えずに俺に聞いてきた。 「とりあえず、場所移動をしよう。 ほら。脚を滑らしたら大変だから、な?」 「いやよ。私はここが好きなの。」 おいおい…。 仕方がないな………。 「そこ、動くなよ。」 俺はフェンスについている小さなドアを開けてフェンスの外側にでる。