うちの学校の名前が入った茶色いスリッパのパタパタという足音の波が押し寄せてくる。 揃いのスリッパに揃いの黒い学ラン、黒のブレザー。 私服の我が校では、それだけでも無駄に目立つ集団だ。 面倒だから、私はエレベーターの影に存在を隠す。 あれは、うちの交流校である川島商業高校の一部の生徒達だ。 即ち、ボランティアとして来させられた生徒達。 年に数回交流会を設け、こうして文化祭にも来る。 でも、私ははっきり言ってこういうのは苦手。 こんな交流会なんて、私には無意味にしか思えないから。