その時大半を占めるメールの差出人に目がとまる。


私ははっとしてすぐに返信をうった。


〈茜ちゃん、ごめんねっ!〉


茜ちゃんまで知っているとは思わなかった。


私がどんなに馬鹿なことをしたのか痛感する。


そうこう考えているうちに、すぐにケータイが光りだした。


〈遅い!なっちから聞いてどんなに心配したか!さゆりんのバカ!〉


まるで怒りの声が聞こえてきそうなメールにぎゅっと目を瞑る。


でも、茜ちゃんもなっちも私のことを想ってくれるのが本当に嬉しかった。


茜ちゃんは今までだって私が間違っていれば、しっかり叱ってくれるそんな大切な存在なのだ。