彼は本当に太陽みたいだ。


目の前には、屈託のない輝く笑顔がある。


初めて会ったときと何一つ変わっていない笑顔という名の光。


私の闇をも消し去ってくれる優しく強い光。


こんな闇の奥底にいた私に、唯一光を届けてくれた。


彼の言葉が胸に流れ込んであつくなり、私は涙を止められない。


私もこの世にいていいんだ――。


全部認められた気がして、ため込んでいたものがすべて溢れていく。


ずっと私は求めていた。


ここにいていいのだと、必要とされるのを望んでいた。


だから、彼の言葉で胸がいっぱいであったかいんだ。