嫌気の差した私はペダルの上に乗った自分の足に視線を落とした。 けれど、なかかな立ち去らない彼はズボンのポケットを落ち着きなく探っている。 そして、出てきたのは文化祭のパンフレットと青いボールペン。 一体この人は何がしたいんだろうか……。 びりびりと紙を破るような音が聞こえて思わず上を向いた。 すると、壁に紙切れを当て、慌てて何か走り書いている彼。 書きあがると彼は、また眩しく笑う。 「これ俺の連絡先。話したいこといっぱいあるから、絶対電話して。じゃあ」