「みんな!今日はおつかれさまでした!!」
学級委員の田中さんがそうゆうと、クラスのみんなも「「「おつかれさまー!」」」とお互いに言う。
「それでは!3−1の優勝を祝して……かんぱーい!!」
「「「かんぱーい」」」
それを合図に、グラスとグラスがあたる音がしばらく続いた。
「愛!2日間おつかれ」
「うん!拓哉もおつかれ」
私がそう言うと拓哉は「おう」といって微笑んだ。
前の私なら、この笑顔にやられてたんだよね…
そう思うとやっぱり少し不思議な気分。
ずっと拓哉のこと気になってる自分がいたのに、まだちょっとしか一緒にいない、龍輝を好きになるんだもんなー…。