「…やっぱりね


ゆき子大丈夫?」




楓はウチのことを心配そうに見ながらいった







「ウチは全然大丈夫!



ただ…どんどん酷くなってきとるねん」








この前なんかゴミぶつけられたし







「彼氏は知ってるの?」




「知って…ない




最近知ったんやけど
怜也君ってめっちゃ鈍感なん」









そう…だってウチが背中に(馬鹿)って書かれた紙をはっつけてても何も言わんもん










「…はぁ」