「ぼ・・・く・・・の・・・・」

おれは、まだ覚えたての、“読む”能力をフルに活用しながら読み始めた。



「あ”―――――おっそい!」


「ゴメン・・・・。」


「あたしが読む・・・。」


「僕の美織ちゃん、僕はね、君を一目見た時から、すきになった・・・・。だから、俺だけのモノにしたい・・・。」


内容は、忌々しいほどの、狂愛が書かれていた・・・。


「怖い・・・・。」


おれは、率直の感想を告げた・・・。