☆一番星☆

見せないようにしていたのに、蒼太には見つかっちゃって……




「ママ、パパがちかくにいるからないちゃダメだよ。パパはママのわらったかおがすきなんだよ」


「うん、そうだね、ごめんね」




そう言って蒼太と優華を抱き締めた。




「絢華」


「紗羽、いつもこうなんだ。蒼太や優華の前じゃ泣いちゃいけないってわかってるのに、どうしても止められないの」


「絢華、しょうがないよ。愛する人を想う涙は、なかなか止められるものじゃないんだから」




そのあとは紗羽が優太に手を合わせてくれた。


ずいぶん長く話してた気がする。