「ごめんね、あたし、……今でも優太のことが好きなの。優太以外考えられないの」




期待させても仕方ないから、今の素直な気持ちを伝える。


そしたら、舜くんは22才らしからぬ言葉を紡ぎ出した。




「この間と今日見てて、そう思いました。蒼太くんと優華ちゃんに対する絢華さんの表情とか、与える愛情とか、……すっげぇ愛してる人との子供なんだろうなって」




そんな言葉に、凄く心があったかくなって、……涙がこぼれた。




「そんなふうに言われたの、……初めてだよ」


「ママ、なんでないてるの?パパはママのわらったかおがすきなんだよ」


「うん、そうだね。ママ、笑ってないとね」


「「うん!」」




蒼太と優華のこの笑顔が好き。


ほんとに優太にそっくりだから。