『絢華は笑った顔が一番可愛い。俺の一番好きな絢華だ』




いつか、そう言っていたことを思い出して、さらに涙が溢れだしてしまった。


わっ、どうしよう……


早く止めなきゃ……




「ママ、いたいの?」


「うん、痛い」




胸が、凄く痛い。


そしてまた、優華はあたしの胸を撫でて「いたいのいたいのとんでけー」ってしてくれた。




少し落ち着いて、蒼太の方を見ると、舜くんにドリブルを教えてもらっていた。


基本ができていないと、上手にはならないもんね。


その間、あたしは優華と砂遊びをしたり、ブランコや滑り台で遊んだりした。