☆一番星☆

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そして土曜日……


家にあった蒼太用の軽いボールを持って、待ち合わせの公園へ来た。


舜くんはもうすでに来ていて、何度もシュートを放っていた。


遠目で見ていると、優太の姿と重なってしまって、鼻がツンとしてきた。




「おにいちゃーん!」




そんなあたしをよそに、蒼太はそう叫んで、舜くんの元へ走っていった。


ほんとなら、こんなふうに優太が蒼太にバスケを教えていたんだろうな。


なんて……


また、優太と重ねてしまう。




「ママ、パパがみてるよ。ないちゃだーめ」




横にいた優華がそんなあたしを見て話してくる。


この間あたしが言ったこと……




「そうだね、パパはママの笑った顔が好きだったんだもんね」